三井住友銀行がOliveサービス開始
- 山﨑貴史

- 2023年3月1日
- 読了時間: 2分
いよいよ旧態金融機関がまともなデジタルサービスを出す、というニュースの第一印象。
UXもよく考えて設計しているようで、これでネット銀行との垣根がなくなるかもしれない。
リアル銀行の方向性は、勘定系業務のコストを削って無駄をなくし、浮いた人材と時間で生活者の総合コンサルティングを目指すこと。これは自分が銀行にいた15年前から話には出ていた。
ただ、組織の硬直化、新しいことを拒む文化、お年寄りに向けたサービスの充実姿勢、顧客体験を無視した(金融庁の顔色を一番に考えた)サービスづくりといった問題から、いつまでたっても先進的取り組みができずにいた。
しかし、ここにきてようやく機は熟したのかもしれない。
自分は初めて作った口座が三井住友銀行。2005年からお世話になっていて、今もメイン銀行になっているが、当時から無通帳口座を出していて、通帳レスで個人口座を管理できるというのが気に入っていた。
一番まだまともなリアル銀行という評価からDXの先進企業へのステップアップを期待したい。
ポイント競争戦略も考えられている。
マイナーなVポイントではなくてTポイントと組んでメジャーブランドとして心機一転新規参入、ポイント還元策で一気に囲い込む戦略というのは、話がよくできている。
ビジネス戦略、マーケティング戦略が、DX戦略が、コンサルティングを通してしっかり練られているのだろう。





コメント