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どんづまりはDXでどう変わるか


 「どんづまりから見上げた空」はSE業界、特にメインフレーム利用からクラウドへ移行できていないまま、旧態依然のシステム開発と保守に一生懸命の日本のSES業界の現実を見せてくれた。


 生産性が高くてキラキラしているように見えるIT業界だが、多重下請け構造の頂点である大手SIerから連なるヒエラルキーの世界が広がっていて、そこに入っても建設業の丸投げの連鎖と同じような悲惨な世界だという。

 クラウドに切り替えろという論争のなかで、頑なに日本企業が見て見ぬふりをして拒絶してきたのは、プラットフォーマーである海外の企業に業務をとられてしまうからという話は今も続いているのだろうか。


 DXはビジネスとITの融合だ。

システム化して生産性向上というレベルでとどまっている企業は、導入した先に事業の拡大があるのかという売上をちゃんと考えたい。

コストダウンはデフレ時代にやるべきで、すでに時代は終わった。


 スタートアップが、スマホアプリベースでAWSを使ったデータベース構築運用、マイページに誘導して個別マーケティングで売り上げを深堀りしていくビジネスという方向性が、本来すべての企業に進む基盤DXなのだと自分は考えている。


 自分のような近年ITを取り込んだ人間には本当の部分はわからない。

ただ、ITコーディネーターこそがDXの中心推進者になれるはずで、悲惨な現場からの解放者であるべきだ。



 
 
 

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